導入前に見て!ユニフォームのメリット・デメリットは?
学校での制服だけでなく、多くの業界でも使用されているユニフォーム。ユニフォームを着用することでのメリットは多いですが、少なからずデメリットもあります。今回は、ユニフォーム着用のメリット・デメリットについて解説します。また、外部から見た場合のユニフォームの印象や、ユニフォーム導入の際の注意点も併せて解説します。
ユニフォーム着用のメリット
ここからは、ユニフォーム着用のメリットについて紹介します。まずメリット1は、一目見て誰がどこの従業員なのか、どこに所属しているのかなどがわかりやすいことです。企業によっては、ユニフォームに企業名が入っていたり役職や部署ごとにユニフォームが違ったりするため、パッと見て会社名や所属先がわかりやすくなっています。メリット2は、業務の効率が上がることです。ユニフォーム導入の際には、業務に適したものが選ばれます。そのため、私服で作業するよりもユニフォームの方が作業しやすい上に、多少汚れてもあまり気になりません。メリット3は、毎朝洋服を選ぶ手間が省けることです。私服で仕事をする場合には、業務に適した服装を考えなければなりませんし、その分洋服代もかかってしまいます。ユニフォームがあれば通勤で着る洋服を選べばいいので、深く考えずに洋服を着れます。メリット4は、仕事の意識の切り替えがしやすくなります。出勤してすぐに仕事が始まっても、なかなか仕事モードに切り替えられない人もいると思います。しかしユニフォームがあれば、出勤してから仕事開始までの間に着替える時間があるので、オンオフの切り替えがうまくできるようになります。メリット5は、従業員の一体感や連帯感が生まれます。同じ職場で働く従業員が同じ服装をしていると、仲間意識が芽生えチームワークがよくなります。それによって業務の質の向上も期待できます。
ユニフォーム着用のデメリット
ユニフォーム着用にあたっては、メリットだけでなくデメリットも存在します。ここからはデメリットについて紹介します。まずデメリット1は、従業員がユニフォームを着たがらない可能性があります。これからユニフォームを導入しようとする企業では、従業員にどんなユニフォームなら作業しやすいのか素材やデザインなどよく考える必要があります。デメリット2は、着替える手間がかかることです。私服で作業できれば、出勤したらすぐに仕事を始められますが、ユニフォーム着用の義務があると出勤後に更衣室で着替える必要があります。そうなると、着替えの時間も考えて家を出る時間を決めなければなりません。デメリット3は、ジェンダー面での問題です。もしユニフォームが男女で違うものだった場合に、本当に着たいと思うユニフォームを着ることができずに我慢を強いられる人がいるかもしれません。男女共通のユニフォームにするか、男女別のユニフォームならば自分の着たいデザインのユニフォームが選べるように配慮が必要です。
ユニフォーム着用について外部からの印象
たとえば、あなたがお店で探しものをしているとします。店員に場所を聞こうと思っても周りは全員私服で名札もない、これでは誰が店員なのかわかりません。そこで店員が決められたユニフォームを着ていれば、誰が店員かすぐにわかりますし安心感が湧きます。また、企業名や名前のないユニフォームを着ているとどこの会社の従業員かわからず不安を感じることがあります。企業名や名前が書いてあると、それだけで好印象となります。ユニフォームの色からも外部の印象は変わります。たとえば白系のユニフォームでは、清潔感や純粋さが感じられます。黒やネイビー系の暗い色は、落ち着いた雰囲気や重厚さがあります。黄色やオレンジ系はハッキリとした色で目立つため、危険性や警告という印象を持ちます。ユニフォームの色によって感じられる印象はさまざまなのです。
ユニフォーム導入の注意点
ここまで読んでいただき、ユニフォーム着用にはメリットやデメリットがあることがおわかりいただけたかと思います。ここでは、いざユニフォームを検討する時に注意してほしいポイントを紹介します。まずデメリットのところでも述べましたが、職種や業務内容に適した素材やデザインのユニフォームを選びましょう。適していないユニフォームではどんどん作業効率が悪くなってしまいます。また、ユニフォームのサイズ展開も豊富にします。人の体型はさまざまです。全ての従業員が着用できるように豊富なサイズ展開にしましょう。耐久性の高さも重要です。低価格のユニフォームを選んで、生地が薄かったり耐久性が弱くすぐに破れてしまっては、結局高くついてしまいます。頻繁に交換することのないように高い耐久性のものを選んでください。
まとめ
今回は、ユニフォーム着用のメリット・デメリットについて解説しました。ユニフォーム着用については、メリットの方が多いですがデメリットもいくつか存在します。これからユニフォーム導入を考えている企業は、従業員の話を聞きながら少しでもデメリットが払拭できるようなデザインのものを選んでみてください。